私は京都を訪れる外国人に、ボランティアガイドをする会に入っています。と言っても仕事もあるので、休みの日しか出来ず、年に数えるほどしかやっていません。
今日は久しぶりの土曜日のガイドで、二条陣屋に行ってきました。

アメリカ人のメリーアンさん、ビルさんからの依頼でしたが、待合のところにはイタリアの方が2人いましたので、一緒に案内しました。案内と言っても、ここは日本語ボランティアの方が案内しますので、通訳のような形になります。
今日は他にも日本人の方が10名ほどいましたので、大人数のツアーでした。日本語ガイドの方は、
「この建物は数奇屋建築で…」
「祖先は秀吉の家来で、今治城を建て…」
「能をするときは畳を上げ、床も上げ床になっており…」
と日本の歴史や文化を容赦なく盛り込んで案内されるのですが、外国人の方にその場で、日本語の内容そのままを案内してもチンプンカンプンになります。かといって、歴史や文化の背景を説明している時間はそこにはありません。
中には日本在住の方など、日本の歴史に詳しい方もおられるので、そういう方の場合はまた別ですが、今日のように本当に昨日外国から来たような観光客の方には、日本語の案内を訳すということはせず、外国人が面白いと思うだろう内容を私オリジナルの案内に変えています。
主人が攻撃された場合に上から飛び降りてくる「武者隠しの間」、
お能の間の横の廊下の壁は衣装を傷つけないように絹で出来ているということ、
普段は棚に見えているものが、非常時には階段になる「吊階段」、
これが二条陣屋の人気ベスト3だと思います。
二条陣屋は小川さんという一家が実際に住んでいますので、全てを見ることは出来ませんが、24ある部屋のうち、3分の2を見ることが出来ます。
中々京都に住んでいる人も存在を知らない人の方が多いと思いますが(実は私も知りませんでした)、一度行かれると面白いと思います。ただし、必ず予約が必要で、子供さんは入れません。見学料は1,000円とちょっと高いように思いますが。
夏はとても暑く蚊に刺されますので虫除けを、冬はとても寒く廊下が冷たいので暖かい靴下を持って行かれることをお勧めします。